イタリアで出会った赤いソース Salsa Rubra

イタリアにもケチャップのようなソースがある?
Bagnet Rossは、Salsa Rubraとも呼ばれることがあります。 Bagnet Rossはピエモンテの方言で、Bagnetはソースや薬味、Rossは赤を意味します。 一方のSalsa Rubraは、Salsaがソース、Rubraがラテン語由来の赤という意味で、直訳すると赤いソースです。
私がSalsa Rubraに出会ったのは、2019年に単身でピエモンテ州ランゲ地方を訪れ、ワイナリー見学と料理研修した時でした。料理はホテル兼レストランのReal Castello di Verdunoの女性シェフ、アレッサンドラさんに教えていただきました。 この場所は、ランゲの丘の上にある村ヴェルドゥーノにあり、城館の趣を生かした居心地のよい滞在先です。
イタリアにも、ケチャップを思わせる赤いソースの系譜があると知ったときは、とても驚きました。
ピエモンテのBagnet Rossは、トマトをベースにした伝統的な赤いソースで、主にbollito mistoと呼ばれる煮込み肉料理や、卵料理、チーズなどに添えられます。
19世紀以降、ピエモンテでは肉料理にさまざまなソースを添える食文化があり、赤いBagnet Rossのほか、緑のBagnet Verdなども親しまれてきました。
また、Salsa Rubraという名前は、後にイタリアでケチャップの呼び名としても広まりました。これは、食品会社Cirioが販売していたトマトケチャップの名称をイタリア語化する流れの中で使われるようになったもので、Rubraはラテン語で赤を意味します。そのため現在では、Salsa RubraがピエモンテのBagnet Rossを指す場合と、イタリア風ケチャップを指す場合があり、少し意味が重なって使われています。
Bagnet Rossを作るのは難しくありません。作ってみたいですか?






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